これは Anthropic Academy の非公式・ボランティア日本語意訳です。最新・正確な情報は 公式英語版をご覧ください。

効果的なプロンプト作成テクニック

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📑 このページ内の目次

このレッスンで身につくこと

  • プロンプトエンジニアリングとは何か、そしてそれが生産的なAIとの協働になぜ重要かを理解する
  • AIとのやり取りを良くする、6つの基本的なプロンプト作成テクニックを使えるようになる
  • AIとのやり取りがうまくいく、共通のパターンを見分けられるようになる
  • AIの応答がニーズに合わないとき、プロンプトを見直し・改善できるようになる

効果的なプロンプト作成テクニック

(12分)

この動画では、ClaudeのようなAIアシスタントと協働するときに効果的な、プロンプト作成の実践的なスキルを探ります。プロンプトエンジニアリングとは、AIシステム向けの効果的な指示を設計する営みで、人が慣れ親しんだコミュニケーションの原則に、AIならではの工夫を組み合わせたものです。6つの基本テクニック——文脈を与える/良い出力例を見せる/制約を指定する/複雑なタスクを段階に分ける/AIにまず考えさせる/AIの役割やトーンを決める——を紹介します。あわせて、応答が思わしくないときの見直し方や、うまくいくやり取りの共通パターンも解説します。

📌 この動画のまとめ(KAKEHASHI による要約)

この動画は約12分と長く、スライドやプロンプトの例がすべて英語です。まずは上の本家動画を観てみてください。英語がむずかしいと感じたときの助けになるよう、内容を日本語でまとめました。動画とあわせてお読みください。

  • プロンプト作成(プロンプトエンジニアリング)とは:AIから、ほしいものを引き出す効果的な指示を設計すること。実は、このコースの「描写」の力を実際に使うことそのものです。難しく考えず、「やる気はあるが、はっきりした指示がほしい新しい同僚」に仕事を説明するイメージで。人と話すコツ(明確に・文脈を添えて・具体例を見せる)に、AIならではの工夫(人なら察することも明示する/コンテキストウィンドウの制限に配慮する 等)を少し足したものです。

動画では、6つの基本テクニックを紹介します。

  • ①文脈を与える:何を・なぜ・あなたが誰かまで具体的に。「気候変動について教えて」より、「熱帯農業への影響を3つ、過去10年の例つきで。面接準備中で生態学の学位はあるが気候変動は初心者。要点をまとめて」のほうが、ぴたりと返ってきます。
  • ②良い例を見せる(例を見せて教える/few-shot):ほしい出力の「型」を例で示す。説明しにくいスタイルは、例を2つほど見せてから本番を頼むと伝わります。まず例なしで試すのがおすすめ。
  • ③出力の制約・形式を指定する:形式・長さ・言語・配色など、ほしい形をはっきり。例:ポートフォリオサイトを「セクションは〇〇、ナビ固定、夕焼け配色、ダーク/ライト切替つき」と細かく。
  • ④複雑なタスクを段階に分ける(思考の連鎖/chain-of-thought):手順を示すと、AIはあなたの考えに沿って進めやすい。例:「売上を分析して」より「①売れ筋を特定 ②前期と比較 ③異常を指摘 ④理由を考える」。最近の推論モデルは自分で段階を踏めますが、必要なら導いてよい。
  • ⑤まず考えさせる:実行の前に、考える「間」を与える。「答える前に、要因・制約・複数のやり方をよく考えてから勧めて」。考えさせるのは“実行の前”がポイント(後から説明させるのとは別物)。
  • ⑥役割・スタイル・トーンを決める(ペルソナ):AIに「誰として」ふるまってほしいか指定。例:「経験豊富な理科の先生として、科学好きの10歳に話すつもりで虹のできかたを」「UXの専門家として改善案を3つ」。
  • 奥の手(いちばん強力):頼み方が分からないときは、プロンプトづくり自体をClaudeに頼む。「〇〇したいが、最良の結果を得る言い方が分からない。効果的なプロンプトを一緒に作って」。
  • 最後に:プロンプト作成は反復と実験がすべて。一発で完璧を狙わず、テクニックを足したり組み合わせたり、別案・別形式(例:箇条書きより対話的なアーティファクトで)・自信の確認(「この答えにどれくらい自信がある?」)・会話のリセットも試します。うまくいくパターン=明確なタスク概要・形式と例・明示的な制約・十分な背景。避けたい失敗=AIが心を読めると思い込む/無関係なタスクを詰め込む/「成功」の基準が曖昧/前の応答にフィードバックしない。

主なポイント

  • 効果的なプロンプト作成は、明確なコミュニケーションの原則と、AIならではの工夫を組み合わせたものです。
  • 6つの基本的なプロンプト作成テクニック:
  • 背景を伝える:何が欲しいか・なぜ欲しいか・関連する背景を、具体的に説明する。
  • 例を示す:求めている出力のスタイルや形式を、実際に見せる。
  • 制約を指定する:形式・長さ、その他の出力要件を、明確に定める。
  • 複雑なタスクを段階に分ける:AIを、複数の段階を踏む推論へと導く。
  • AIにまず考える時間を与える:実行の前に、考えるプロセスを進める「間」を与える。
  • AIの役割やトーンを決める:AIがどうコミュニケーションするかを指定する。
  • 「秘密兵器」:プロンプトの改善を、AI自身に頼む。
  • 効果的なプロンプト作成は反復的です(そして、AIとの協働も役立ちます)。結果をもとに、アプローチを磨いていきます。
  • うまくいく共通パターン:明確なタスク概要、形式の指定、明示的な制約、関連する十分な背景情報。

リフレクション

先に進む前に、少し立ち止まって考えてみましょう。

  • 6つのプロンプト作成テクニックのうち、いまのAIとのやり取りを最も良くしてくれそうなのは、どれですか?
  • 最近の、ニーズを満たせなかったAIとのやり取りを思い出してください。どのテクニックを使えば、結果が良くなっていたでしょうか?
  • これらのテクニックを理解することは、AIフルーエンシー・フレームワークの「描写」の力と、どうつながっているでしょうか?

よければ、前回のレッスンの演習「イマイチなプロンプトを作り直す」をもう一度行い、ここで学んだプロンプト作成の原則を実践してみてください。

次のレッスンでやること

次のレッスンでは、AIフルーエンシーの3つめの中核となる力——見極め(Discernment)——を探ります。今回の深掘りと前回のレッスンでは、AIと効果的にやり取りし、うまく描写する方法に焦点を当てました。見極めは、その裏側——AIが返してくる内容を、思慮深く評価する——という、同じくらい大切な力を扱います。

フィードバック

コースを進めるなかで、学んだ概念をあなたの生活・仕事・授業でどんなふうに使っているか、また何かご感想やご意見があれば、ぜひお聞かせください。フィードバックはこちらから

謝辞とライセンス

Copyright 2025 Rick Dakan, Joseph Feller, and Anthropic. Released under the CC BY-NC-SA 4.0 license. This course is based on The AI Fluency Framework by Dakan and Feller. Supported in part by the Higher Education Authority, Ireland, through the National Forum for the Enhancement of Teaching and Learning.

(補足和訳)著作権 2025 Rick Dakan、Joseph Feller、Anthropic。CC BY-NC-SA 4.0 ライセンスのもとで公開されています。本コースは Dakan と Feller による「The AI Fluency Framework」に基づいています。アイルランド高等教育庁(Higher Education Authority)の、教育・学習向上のための国立フォーラムを通じた支援を一部受けています。

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効果的なプロンプト作成の6つのテクニック

曖昧な指示を、効果的な指示に変える方法を、実例で見られる資料です。

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