Claude 101:デスクトップアプリ
このレッスンで身につくこと
このレッスンを終えると、次のことができるようになります。
- Claudeデスクトップアプリの3つのモード——Chat、Cowork、Code——それぞれが何のためにあるかを区別できる
- 各モードならではの主な機能(素早い入力、タスクの自動実行、ローカル開発とリモート開発の使い分け)を説明できる
- やりたい仕事の性質に合わせて、適切なモードを選べるようになる
Claudeデスクトップアプリを使いこなす:Chat、Cowork、Code
Claudeのデスクトップアプリには、Claudeと働くための3つの入り口があります。Chat、Cowork、Code——ちょっとした質問から、複雑なリサーチ、ソフトウェア開発まで
それぞれが担当する仕事が違います。
💬 Chat
Claude.aiでおなじみのClaudeが、そのままデスクトップで使えます。それに加えて、デスクトップアプリならではの便利機能が乗ります——素早い入力、スクリーンショット、音声入力、コネクター。お使いのコンピュータの中で直接動いているからこそ、こうした機能が使えるのです。
🤝 Cowork
エージェント型ツール——あなたが目的を伝え、Claudeに使えるツールやリソースをつなぎ、あとはClaudeが自分で仕事を進めていく。それがCoworkです。Coworkでは、Claudeの手の届く範囲と作業の余地が大きく広がります。これにより、より徹底したリサーチや分析、そしてより複雑な文書や成果物の作成ができるようになります。
💻 Code
ソフトウェア開発のためのモードです。コードを書く、テストする、デプロイする——開発の流れすべてをClaudeと一緒に進められます。
CoworkとCodeは、同じエンジンで動いている
CoworkとCodeは、内側では同じClaude Codeの仕組みで動いています。どちらも:
- 🖥️ あなたのコンピュータの中で動く(ローカル)
- 🚀 自分で判断して仕事を進められる
- 🌱 必要に応じてサブエージェントを立ち上げる
- ⏳ 長く続く仕事を、最後までやり遂げる
これによりClaudeは、リサーチや執筆、ソフトウェア開発といった大きな仕事を、自分の力で進めていくことができます。
各モードは、その仕事のために設計されている
それぞれのモードは、そこで行う仕事に合わせて作られています。大事なことを見せて
必要なところであなたが手綱を握れるように——そうデザインされています。
Chat
Chatが本領を発揮するのは、質問する、アイデアを練る、文章を下書きする、問題を行ったり来たり考える——そんな場面です。Claude.aiをすでに使っている人なら、基本的な使い方は同じです。それに加えて、デスクトップアプリならではの機能が、いくつか乗ります——お使いのコンピュータの中で直接動いているからこそ実現できる機能です。
⌨️ 素早い入力
MacではOptionキーを2回押すだけで、今やっている作業の上にClaudeが呼び出されます。Claudeは小さなウィンドウで応答し、別のアプリに切り替えても最前面に表示されたまま。質問するために、今の作業から離れる必要はありません。
📸 スクリーンショットとウィンドウ共有
スクリーンショットを撮る、またはウィンドウを共有することで、Claudeにあなたが見ているものをそのまま見せられます。画面の中身を言葉で説明するより速く、正確です。(Mac)
🎤 音声入力
タイプするかわりに、話しかけることもできます。考えながら独り言を言うとき、キーボードから離れているとき、書くより話すほうが早いとき——そんなときに便利です。(Mac)
🔌 デスクトップコネクター
コネクターを通じて、お使いのコンピュータ上のローカルツールやサービスにClaudeをつなげます。これで、Claudeは手元のさまざまなツールと連携して働けるようになります。
たとえば、こんな使い方
- 📊 見たことのないダッシュボードを前にしたとき
Optionキーを2回押し、カーソルをウィンドウ上にドラッグしてスクリーンショットを撮ります。そして「この指標は何を意味してる?」と聞いてみる。Claudeは重ねて表示されるウィンドウで答えてくれて、ダッシュボード自体は見えたまま——という体験ができます。
- 🗣️ 会議と会議の合間に、プレゼンの構成を考えたいとき
素早い入力を開いて、音声入力に切り替えて、しゃべりかけてみてください。Claudeは、あなたが話した内容からアウトライン案を下書きしてくれます。
- 📝 数週間にわたってAppleメモに書き溜めた、製品ローンチのアイデアをまとめたいとき
設定からメモのコネクターを追加して、Claudeにこう頼みます。
「私のメモから『Osprey ローンチ』に関するものを全部まとめて、どこで作業が中途半端になっているか見つけて。それから、つながっている他のツールも見て、足りない部分を埋められそうな情報がないか確認して。」
Claudeはお使いのコンピュータ上のメモを読んで、情報を組み立て直し、中途半端になっていた続きを拾い上げてくれます。
Cowork
Coworkは、腰を据えて取り組む必要のある仕事——複数の情報源から情報を集め、それを意味のある形にまとめ、最後まで仕上げる——そんな仕事のために作られています。
Coworkでは、Claudeが「同時並行」で動く
Coworkでは、Claudeはプロジェクトの複数の側面を同時に進めることができます。だから、より多くの情報源から情報を引き出す広さと、最後までやり遂げる粘り強さを併せ持っています。
具体的にはこんな仕事——
- 📚 徹底したリサーチブリーフを作る
- 💰 複数の情報源にまたがる財務分析を行う
- 📄 契約書の最初から最後までのレビューを進める
- 📊 散らばった資料から、仕上がったスライド資料を作る
やり始める前に、Claudeが問いかけてくる
Claudeは作業を始める前に、ちょっとした確認の質問を投げかけます——どこまでやるか
どんな形式で、どんな制約があるかを、はっきりさせるためです。
そしてClaudeは、サイドバーで確認できるプランを組み立てます。作業が進むあいだ、あなたはいま何が起きているかを見ることができます——どの情報源から引いてきているか、どんなファイルが形になりつつあるか、プランのどこまで進んでいるかが見えます。
そして、複数のタスクを同時に走らせることもできます。それぞれが独立した会話として保たれ、サイドバーから切り替えられます。
Coworkの中核機能
- 📁 フォルダアクセス
お使いのコンピュータの中のフォルダをClaudeに指し示すと、Claudeはそこに何があるかを読み、関連するものを見極め、仕上がったものを同じ場所に保存します。
ファイルをアップロードする、会話に内容を貼り付ける、必要な情報を引き出すコネクターをつなぐ——そんな方法も使えます。
- ⏰ 予約タスク(Scheduled tasks)
Claudeは、繰り返し行う仕事を、決まった時間に自動でこなすことができます。
- 毎朝の要約:Slackやカレンダーから情報をまとめてくれる
- 週次のロールアップ:今週リリースされたものをまとめてくれる
- 朝の受信トレイ仕分け:注意が必要なメールを選り分けてくれる
タスクの内容と実行時間を決めるだけで、アプリが開いているたびに自動で実行されます。コンピュータやアプリが閉じていてタスクの時間を逃しても、戻ってきたタイミングで遡って実行してくれます。
- 🌱 サブエージェント(Subagents)
バックグラウンドで動く働き手——Claudeがタスクの一部を並行して進めるために立ち上げる、小さなエージェントたちです。
複雑な依頼——たとえば複数の情報源を横断するリサーチブリーフ——をすると、Claudeはそれをサブタスクに分解し、それぞれを独自のコンテキストを持つサブエージェントに割り振り、結果をまとめて一つの完成された成果物としてあなたに届けます。
- 📱 ディスパッチ(Dispatch)
スマートフォンからCoworkの会話を続けられる、永続的な会話スレッドです。
Claudeのモバイルアプリから、お使いのコンピュータ上のあらゆるリソース——ファイル、コネクター、プラグイン、そしてデスクトップアプリさえも——使う仕事をClaudeに任せられます。
この機能を使うには:
- ✅ デスクトップアプリとモバイルアプリの両方が必要
- ✅ コンピュータがスリープしておらず、デスクトップアプリが開いていること
- 🗂️ プロジェクト
Coworkのプロジェクト機能は、関連するタスクを専用の作業空間にまとめることができます。各プロジェクトには、それぞれのファイル、コンテキスト、指示、メモリを持たせられます。すでにClaudeでプロジェクト機能を使っている方なら、Coworkのプロジェクト機能の使い方も似ています。ただし、Coworkのプロジェクトはあなたのデスクトップに保存され、Coworkで実行するタスクを軸に組み立てられている点が違います。
- 🌐 ブラウザ操作(Browser use)
Claude in Chromeを接続すると、Claudeはウェブサイトを行き来し、ページを操作し、見つけた情報をそのまま今の作業に取り込むことができます。
これにより、Coworkは——
- 🔍 10サイトをまたいで競合の価格を確認する
- 🔎 APIが用意されていないページからデータを集める
——といった作業をこなせます。
- 🖱️ コンピュータ操作(Computer use)
コネクターもプラグインも用意されていない作業については、Claudeがあなたのコンピュータを直接操作できます——クリック、タイピング、アプリの起動まで、あなたが普段やっているのと同じように。Claudeは優先順位を守って動きます——コネクター → Chrome → 画面操作の順番で、いつも一番早くて信頼できる方法を選びます。
Claudeがアプリにアクセスする前には、毎回あなたに許可を確認します。触れてほしくないアプリがあれば、ブロックリストに登録できます。
⚠️ 注意:コンピュータ操作は研究プレビュー段階で、Pro・Maxプランのみ、現時点ではmacOSのみ対応です(Windowsは近日対応予定)。
- 🧩 プラグイン
プラグインは、Claudeにもともと備わっていない能力を追加します。たとえば——
- 📈 リアルタイムの金融データを引き出す
- 📚 社内のナレッジベースを検索する
- ⚖️ 特定のコンプライアンス枠組みの中で作業する
Coworkの画面からプラグインを探して追加して、その仕事に合わせて使えます。
- 🛡️ 保護された環境
Cowork は、お使いのコンピュータの中の囲われた空間で動きます。Claudeは、あなたが共有したフォルダの中ではファイルを読み、作り、編集できますが、その外側にはアクセスできません。
たとえば、こんな使い方
- 🗄️ 自分のツールを「データベース」のように扱いたいとき
「前四半期の価格について、議事録、Slack、メールでどう決まったかを振り返って、その結果をQ3のスライドに反映して」
Coworkは、議事録、スライド資料、メール、Slackスレッドを横断して答えを見つけてくれます。
- 🔍 新しい市場のリサーチ、競合調査、ツール評価
複数のタブを開いて、抽出しにくい情報を集める必要があるリサーチ——Coworkがあなたの代わりにサイトを訪れ、レポートを読み、価格情報を引き出し、出典付きの構造化されたブリーフとして届けてくれます。ブラウザタブを1つも開く必要なく、です。
- 📂 50を超える資料のフォルダを通り抜けたいとき
契約書、財務レポート、議事録など、50以上の文書を含むフォルダを扱う場面。Coworkに「今の取り組みに最も関連する文書を見つけて、サマリーメモを作って」と依頼できます。Coworkは一枚一枚を読み、文書群全体を横断して照合し、全部を読んで初めて見えてくるパターンを引き出してくれます。
50を、5の手間で読みこなす——そんな感覚です。
- ☕ 毎朝同じ仕事を繰り返しているとき
メッセージの確認、状況アップデートのまとめ、その日の会議の準備——毎朝同じことをしているなら、一度だけ予約タスクとして設定してください。
あとはClaudeが毎日、自動でやってくれます。事務作業ではなく、答えから一日を始められます。
利用条件
CoworkはPro・Max・Team・Enterpriseプランで利用できます。新しい機能も定期的に追加されています。
Code
Codeタブでは、Claude Codeの力をデスクトップアプリの中で直接使えます。ソフトウェア開発のための、本格的な開発環境がここにあります。
Codeを通じて、Claudeはあなたのコードベースの中で直接働きます——そこにあるコードを読み、コードを書いて修正し、コマンドを実行する。
- 📊 ビジュアル差分で、何が変わったかが一目でわかります
- 💻 内蔵ターミナルで、実行中のコマンドが確認できます
- 🔀 Gitで全バージョンが記録されるので、いつでも巻き戻せます
CoworkとCodeの違い
Coworkは、共有したフォルダの中だけで動く、囲われた作業空間です。
一方、Codeはあなたのプロジェクトに直接入り込み、ファイルシステム、ターミナル、開発ツールにフルアクセスできます。
開発の場所は、あなたが選べる
- 🖥️ ローカル(Local)
お使いのコンピュータ上のフォルダを選ぶと、Claudeはそのファイルに直接触れて作業します。
あなたのマシンの中で動いているからこそ、Claudeは——
- ✅ プロジェクトを読める
- ✅ ローカルツールにアクセスできる
- ✅ ブラウザでプレビューできる開発サーバーを起動できる
- ☁️ リモート(Remote)
GitHubリポジトリを接続すると、Claudeはクラウド環境で作業します。
セッションはアプリを閉じても続くので、大きなリファクタリングを始めて、後で結果を確認する——という使い方ができます。
こんな場面に向いています:
- 📦 大規模なコードベース
- 🛡️ 開発をローカルマシンから切り離したいとき
3つのやり取りのモード——Claudeに、どこまで任せる?
Codeには3つのモードがあり、Claudeにどこまで自分で進めさせるかを選べます。
- 🤔 Ask(聞く)
Claudeは変更案を一つひとつ提示し、あなたの承認を待ちます。ビジュアル差分を確認して、受け入れるか却下するかを決めてから、ファイルが変更されます。
- ⚡ Code(書く)
Claudeはファイルの変更を自動で適用します。ただし、ターミナルコマンドを実行する前には、あなたに確認します。
- 📋 Plan(計画する)
Claudeは何かに触れる前に、全体のアプローチを書き出します。専用のプランビューアで、作業が進んでいくあいだも戦略を確認したり、見直したりできます。
複数のセッションを並行管理
Codeでは、複数のプロジェクトをまたいで、複数のセッションを同時に動かせます。サイドバーから、こんなふうに絞り込めます——
- 🟢 状態で:アクティブ/アーカイブ済み
- 📍 環境で:ローカル/クラウド
利用条件
CodeタブはPro・Max・Team・Enterpriseユーザーが利用できます。
3つのモードを比べてみる
Chat | Cowork | Code | |
何に向いているか | 軽快なやり取り:アイデアを探る、下書きを磨いていく、すばやい回答を得る、対話を通じて学ぶ | 複雑で長く続く仕事:リサーチ、分析、ファイル整理、仕上がった文書や成果物を作る | ソフトウェア開発:コードを書く、テストする、実行する、デプロイする |
主な機能 | 素早い入力、音声入力 | ローカルフォルダから作業、プラグイン、サブエージェント、予約タスク | Ask/Code/Planの3モード、ビジュアル差分、Git連携、ローカル・リモート両環境 |
ツールと拡張機能 | コネクター、スキル、Claude in Chrome | コネクター(ローカル・リモート両対応)、スキル、Claude in Chrome、プラグイン、コンピュータ操作 | コネクター、スキル、Claude in Chrome、プラグイン、フック |
レッスンの振り返り
次に進む前に、2つの問いを自分に向けてみてください。書き出さなくてOK、頭の中で考えるだけでも大丈夫です。
🎯 問い1:自分のタスクをモードに当てはめる
あなたが普段、最もよくClaudeに頼んでいるタスクは何ですか? その一つひとつは、Chat、Cowork、Codeのどのモードが一番ぴったり来そうですか?
すでに馴染んでいるタスクから考えると、自分にとっての3モードの使い分けが見えてきます。
🔄 問い2:「もしCoworkがあったら」と振り返ってみる
最近のプロジェクトで、複数の情報源から情報を集める必要があった場面はありましたか? もしそのときCoworkを使えていたら、あなたの作業の流れはどう変わっていたでしょう?
「もしあのときCoworkがあったら」と振り返ることで、これから先、Coworkを活かせる場面が具体的に見えてきます。
次のモジュールでやること
次のモジュールでは、プロジェクト機能を使って、自分の仕事と知識を整理する方法を学びます。
フィードバック
このコースを進めながら、Claudeデスクトップアプリを実際の仕事でどう使っているか、気づいたこと・感じたことを、ぜひ聞かせてください。
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