Claude 101:リサーチモード
📑 このページ内の目次
このレッスンで身につくこと
このレッスンを終えると、次のことができるようになります。
- リサーチモードがしてくれること——体系的な、複数の情報源を横断する調査——を説明できる
- 網羅的な情報収集が必要なときに、リサーチモードを使うべきタイミングを見極められる
- リサーチモードが、拡張思考と組み合わさって徹底したレポートを生み出す仕組みを理解できる
- 複雑な調査のための、効果的なリサーチモード用プロンプトを書ける
Claudeと一緒に調べる
このセクションの要点
🔍 Claudeの「情報の探し方・分析の仕方」が変わる
リサーチモードは、Claudeの情報の探し方と分析の仕方を一変させる機能です。
これまでのClaudeは——1回の検索で答えを返すスタイルでした。リサーチモードでは、Claudeは自律的に動きます——複数の検索を積み重ねながら、次に何を調べるべきかを自分で判断します。
💡 あなたの質問をさまざまな角度から自動で探索し、未解明の問いを体系的に解いていく——これがリサーチモードのClaudeです。
⏱️ 数分で、本格的なレポートが届く
リサーチモードは、普通なら数時間かかるような調査を、ほんの数分で仕上げてくれます。
- 📊 多くのレポート:5〜15分で完成
- 🔬 より複雑な調査:最長45分ほど
🧠 「拡張思考」が、自動で組み合わさる
リサーチモードを使うと、拡張思考が自動的に有効になります。
この強力な組み合わせによって、Claudeは——
- 🎯 アプローチを慎重に計画する
- 📚 網羅的な情報を集める
- ✂️ 複雑な依頼を、扱いやすい単位に分解する
——これらを一気に行います。
🔗 出典が明示されるから、確認も簡単
リサーチモードは、確認しやすい出典付きの徹底した回答を返してくれます。
💡 だから、Claudeの調査結果を信頼できるし、気になる出典は自分でもすぐに確認できます。
リサーチモードって何?
リサーチモードは、Claudeを「会話相手のアシスタント」から「体系的な調査者」へと変える高度な機能です。リサーチモードを有効にすると、Claudeは——ただ質問に答えるだけではなくなります。あなたの質問を複数の角度から探索し、ウェブと、接続済みのツールを横断して、情報を一つにまとめます。
「腕利きのリサーチアシスタント」が、数分で
リサーチモードのClaudeは——腕利きのリサーチアシスタントが、何時間もかけて情報を集め、情報源を相互参照し、網羅的なレポートをまとめてくれる——そんなイメージです。
💡 ただし、何時間ではなく数分で完了します。
「ちょっと調べる」を超えたとき、価値が出る
リサーチモードが特に価値を発揮するのは——ちょっとした答えでは足りないときです。
こんな状況で、リサーチモードが本領を発揮します:
- 🌐 複数の情報源から情報を集めて、徹底的な理解が必要
- ⚖️ 異なる視点を比較する必要がある
- 💡 集めた発見を、行動につながる洞察へとまとめる必要がある
リサーチモードを「いつ使う」?
リサーチモードと、Claudeのほかの機能との使い分けを理解すると、目的に合わせて最適な結果が得られます。
🔬 こんなときは、リサーチモード
リサーチモードが向いているのは、こんな場面です:
- 📚 複数の情報源から情報を統合した、網羅的なレポートが欲しい
- 🌐 ウェブと接続済みのツール(Google Workspaceなど)を横断した、深い分析が必要
- ⏱️ 本来なら何時間もかかる手作業の調査を、徹底的にやりたい
- ⚖️ 比較分析——競合分析、ベンダー比較など
- 🔗 出典を確認できる、信頼性の高いレポートが欲しい
リサーチモードが活躍する具体例
- 📊 市場分析と競合リサーチ
- 🎯 複雑なプロジェクトの計画(チームオフサイト、製品ローンチなど)
- 💼 メール、カレンダー、文書からの情報統合
- 📐 複数の情報源から組み立てる技術文書の作成
- 📋 最新かつ検証済みの情報が必要なブリーフィング資料
ほかの機能を選ぶべき場面
リサーチモードはパワフルですが、**「すべての場面で使うべき」**というわけではありません。目的にぴったり合った機能を選びましょう。
🔍 ウェブ検索のほうがいい場面
- ⚡ すばやく、特定の事実だけ知りたい——今日の株価、会社の住所など
- 📌 1〜2件の情報源で答えが分かる質問
- ⏩ 網羅性よりも、スピードが大事なとき
🧠 拡張思考のほうがいい場面
- 🤔 外部情報が不要な、複雑な問題への深い推論が必要
- 💻 数学の問題、コードのデバッグ、論理的な分析に取り組んでいる
- 🎯 情報を集めるのではなく、問題を考え抜くことで答えが出るとき
🏢 エンタープライズ検索のほうがいい場面
- 📁 組織の内部知識(文書、Slackスレッド、メール、議事録)からの答えが必要
- 🚀 オンボーディングの最中で、会社のやり方(規定、手続き、過去の決定など)をすばやく知りたい
- 🏠 公開ウェブではなく、自社固有の質問をしたい
🗺️ 4つの機能の使い分け早見表
向いている場面 | 向いていない場面 | |
🔬 リサーチモード | 複数情報源からの深い調査、徹底的なレポート | すばやい一問一答 |
🔍 ウェブ検索 | 最新の事実、ピンポイントの情報 | 複雑な分析や統合 |
🧠 拡張思考 | 複雑な推論、数学・コード・論理 | 外部情報が必要な調査 |
🏢 エンタープライズ検索 | 組織内部の知識検索 | 公開情報や一般的な分析 |
リサーチモードは「どう動く」?
リサーチモードを有効にすると、Claudeは——ただのウェブ検索をはるかに超えた、自律的な複数ステップのプロセスを動かし始めます。Claudeはこれまでに見つけた情報をもとに、次に何を調べるかを自分で決めながら、手がかりを追いかけ、見つかった隙間を埋めていきます——あなたが一つひとつのステップを指示する必要はありません。
🛠️ リサーチモードの4ステップ
1️⃣ Claudeが「アプローチを計画する」
リサーチモードを有効にすると、拡張思考が自動的に起動します。
これにより、Claudeは——
- 📋 あなたの依頼を分解する
- 🎯 必要な情報を特定する
- 🗺️ 質問のさまざまな角度をどう調べるか、計画を立てる
2️⃣ Claudeが「複数の検索を積み重ねる」
1回の検索で終わらせず、Claudeはお互いに積み重なる複数の検索を行います。
💡 見つけた情報をもとに、次に何を調べるかを判断——有望な手がかりを追いかけ、見つかった隙間を埋めていきます。
3️⃣ Claudeが「発見を一つにまとめる」
ウェブと、接続済みのツール(Gmail、Googleカレンダー、Google Driveなど)から——複数の情報源を集めたあと、Claudeはすべてを統合します。そして、網羅的で、よく整理されたレポートとして組み立てます。
4️⃣ Claudeが「出典を明示する」
リサーチモードのレポートでは、主張の一つひとつが、元の情報源へとリンクされています。
💡 だから、情報の確認も、もっと深く知りたいときの追跡も、すぐにできます。
リサーチモードを実際に使ってみる
リサーチモードの有効化と使い方は、こちらです:
1️⃣ チャット画面の「+」ボタンをクリック
画面左下の「+」ボタンをクリックします。
2️⃣ メニューから「リサーチ」を選択
リサーチが有効になると、ハイライト表示されます。
3️⃣ プロンプトを入力して送信
4️⃣ Claudeの作業を見守る
Claudeがバックグラウンドで作業を進めます。検索と分析の進捗状況が、画面上の表示で確認できます。
⚠️ 重要:リサーチモードを使うには、ウェブ検索が有効になっている必要があります。
まだ有効にしていない場合は、同じ「+」メニューから、ウェブ検索もオンにしてください。
効果的なリサーチモード用プロンプトのコツ
リサーチモードは、複雑さによって5〜45分かかります。だからこそ——プロンプトを磨くことに時間をかける価値があります。
ここでは、4つのコツを紹介します。
🎯 コツ1:目的を、具体的に伝える
**「EV市場について教えて」**でも悪くありません。でも——
- 「電気自動車のバッテリー市場を分析して。主要プレイヤー、技術トレンド、そして投資判断に影響しそうなサプライチェーンの課題を、特定してほしい」
——のほうが、ぐっと欲しい結果に近づきます。
📐 コツ2:欲しい構成を、指定する
Claudeは、あなたが指定した構成に沿って発見を整理してくれます。
たとえば——
- 「チームオフサイト用の会場候補を比較して。次の項目を含めて——立地とアクセス、会議スペースと設備、ケータリング、料金感」
——のように指定すれば、そのとおりの形のレポートが返ってきます。
🎚️ コツ3:関連する条件を、伝える
予算の範囲、スケジュール、地理的な要件、その他の条件を含めることで、Claudeは関連する選択肢に絞ってリサーチしてくれます。
💬 コツ4:「いいプロンプトの書き方」も、Claudeに相談する
リサーチの質問の組み立て方に迷ったら——まずプロンプトを書くこと自体を、Claudeに手伝ってもらうこともできます。
💡 リサーチモードを有効にする前に、こう聞いてみてください:
- 「〇〇についてリサーチしたいんだけど、いいリサーチプロンプトを書くのを手伝って」
接続済みのツールと組み合わせて使う
Google Workspaceなどのツールが接続されていると、リサーチモードはさらに強力になります。Claudeは——ウェブの調査と並行して、あなたのメール、カレンダー、文書からもコンテキストを集めてくれます。
こんな依頼ができます
- 「プロジェクトXについて、メールとSlackで話し合われた内容をまとめて。それから、同じような取り組みに関する業界のベストプラクティスをリサーチして」
- 「来週のカレンダーの予定を確認して、それぞれの面会相手の会社をリサーチして」
- 「うちの価格戦略に関する社内文書をすべて集めて、競合がどう自社を位置づけているかと比較して」
Claudeに「どこから情報を集めるか」を伝える
接続済みツールを使ったリサーチでは、Claudeにどの情報源を使ってほしいかを伝えることもできます。
たとえば——
- 「Google Driveから関連するコンテキストを集めて」
- 「このテーマに関する、最近のメールからの洞察も含めて」
——のように、情報源を指定できます。
💡 ちょっとしたコツ:ウェブ検索をオフにして、接続済みツールだけでのリサーチもできます。社内情報だけを深掘りしたい質問にぴったりです。
たとえば——
- 「Q3のローンチについて、SlackとDocsでうちのチームが話し合った内容は何?」
レッスンの振り返り
次に進む前に、3つの問いを自分に向けてみてください。書き出さなくてOK、頭の中で考えるだけでも大丈夫です。
📚 問い1:「情報源をまたぐ調査」を思い出す
あなたの仕事で、複数の情報源から情報を集める必要のあるリサーチ業務には、どんなものがありますか?
「あの資料、あちこちに散らばっていて大変」——そんな業務こそ、リサーチモードの真骨頂です。
🔗 問い2:「接続済みツール×リサーチ」を想像する
リサーチモードとGoogle Workspaceなどの接続済みツールを組み合わせたら、あなたの仕事の流れはどう変わりそうですか?
「メールも、Driveも、ウェブも、ぜんぶ一緒に調べてくれる」——その威力を想像してみてください。
🗻 問い3:「先送りにしていた重い質問」を思い出す
「調べるのに時間がかかりすぎる」と思って、後回しにしていた複雑な質問はありますか?
リサーチモードは、「あとでやろう」と思っていた大物に、ついに手をつける機会をくれます。
次のレッスンでやること
次のセクションでは——これまでに学んだすべてが、一つにつながります。
職種別の活用例を通して、学んだことが現実の仕事にどう活きるかを見ていきます。さらに、ウェブ画面を超えた、Claudeとのつながり方も発見します。
📚 もっと知りたい方へ
リサーチモードについて、動画チュートリアルも含めたさらに詳しい情報はAnthropic ヘルプセンターをご覧ください。
フィードバック
このコースを進めながら、あなたが学んだことを実際の仕事でどう活かしているか、気づいたこと・感じたことを、ぜひ聞かせてください。
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