これは Anthropic Academy の非公式・ボランティア日本語意訳です。最新・正確な情報は 公式英語版をご覧ください。

Claude 101:リサーチモード

所要時間:18分

🔊 このレッスンは葛西の声で聴けます
📑 このページ内の目次

このレッスンで身につくこと

このレッスンを終えると、次のことができるようになります。

  1. リサーチモードがしてくれること——体系的な、複数の情報源を横断する調査——を説明できる
  2. 網羅的な情報収集が必要なときに、リサーチモードを使うべきタイミングを見極められる
  3. リサーチモードが、拡張思考と組み合わさって徹底したレポートを生み出す仕組みを理解できる
  4. 複雑な調査のための、効果的なリサーチモード用プロンプトを書ける

Claudeと一緒に調べる

このセクションの要点

🔍 Claudeの「情報の探し方・分析の仕方」が変わる

リサーチモードは、Claudeの情報の探し方と分析の仕方を一変させる機能です。

これまでのClaudeは——1回の検索で答えを返すスタイルでした。リサーチモードでは、Claudeは自律的に動きます——複数の検索を積み重ねながら、次に何を調べるべきか自分で判断します。

💡 あなたの質問をさまざまな角度から自動で探索し、未解明の問いを体系的に解いていく——これがリサーチモードのClaudeです。

⏱️ 数分で、本格的なレポートが届く

リサーチモードは、普通なら数時間かかるような調査を、ほんの数分で仕上げてくれます。

  • 📊 多くのレポート5〜15分で完成
  • 🔬 より複雑な調査最長45分ほど

🧠 「拡張思考」が、自動で組み合わさる

リサーチモードを使うと、拡張思考自動的に有効になります。

この強力な組み合わせによって、Claudeは——

  • 🎯 アプローチを慎重に計画する
  • 📚 網羅的な情報を集める
  • ✂️ 複雑な依頼を、扱いやすい単位に分解する

——これらを一気に行います。

🔗 出典が明示されるから、確認も簡単

リサーチモードは、確認しやすい出典付きの徹底した回答を返してくれます。

💡 だから、Claudeの調査結果を信頼できるし、気になる出典は自分でもすぐに確認できます。

リサーチモードって何?

リサーチモードは、Claudeを「会話相手のアシスタント」から「体系的な調査者」へと変える高度な機能です。リサーチモードを有効にすると、Claudeは——ただ質問に答えるだけではなくなります。あなたの質問を複数の角度から探索し、ウェブと、接続済みのツールを横断して、情報を一つにまとめます。

「腕利きのリサーチアシスタント」が、数分で

リサーチモードのClaudeは——腕利きのリサーチアシスタントが、何時間もかけて情報を集め、情報源を相互参照し、網羅的なレポートをまとめてくれる——そんなイメージです。

💡 ただし、何時間ではなく数分で完了します

「ちょっと調べる」を超えたとき、価値が出る

リサーチモードが特に価値を発揮するのは——ちょっとした答えでは足りないときです。

こんな状況で、リサーチモードが本領を発揮します:

  • 🌐 複数の情報源から情報を集めて、徹底的な理解が必要
  • ⚖️ 異なる視点を比較する必要がある
  • 💡 集めた発見を、行動につながる洞察へとまとめる必要がある

リサーチモードを「いつ使う」?

リサーチモードと、Claudeのほかの機能との使い分けを理解すると、目的に合わせて最適な結果が得られます。

🔬 こんなときは、リサーチモード

リサーチモードが向いているのは、こんな場面です:

  • 📚 複数の情報源から情報を統合した、網羅的なレポートが欲しい
  • 🌐 ウェブと接続済みのツール(Google Workspaceなど)を横断した、深い分析が必要
  • ⏱️ 本来なら何時間もかかる手作業の調査を、徹底的にやりたい
  • ⚖️ 比較分析——競合分析、ベンダー比較など
  • 🔗 出典を確認できる、信頼性の高いレポートが欲しい

リサーチモードが活躍する具体例

  • 📊 市場分析と競合リサーチ
  • 🎯 複雑なプロジェクトの計画(チームオフサイト、製品ローンチなど)
  • 💼 メール、カレンダー、文書からの情報統合
  • 📐 複数の情報源から組み立てる技術文書の作成
  • 📋 最新かつ検証済みの情報が必要なブリーフィング資料

ほかの機能を選ぶべき場面

リサーチモードはパワフルですが、**「すべての場面で使うべき」**というわけではありません。目的にぴったり合った機能を選びましょう。

🔍 ウェブ検索のほうがいい場面

  • すばやく、特定の事実だけ知りたい——今日の株価、会社の住所など
  • 📌 1〜2件の情報源で答えが分かる質問
  • 網羅性よりも、スピードが大事なとき

🧠 拡張思考のほうがいい場面

  • 🤔 外部情報が不要な、複雑な問題への深い推論が必要
  • 💻 数学の問題、コードのデバッグ、論理的な分析に取り組んでいる
  • 🎯 情報を集めるのではなく、問題を考え抜くことで答えが出るとき

🏢 エンタープライズ検索のほうがいい場面

  • 📁 組織の内部知識(文書、Slackスレッド、メール、議事録)からの答えが必要
  • 🚀 オンボーディングの最中で、会社のやり方(規定、手続き、過去の決定など)をすばやく知りたい
  • 🏠 公開ウェブではなく、自社固有の質問をしたい

🗺️ 4つの機能の使い分け早見表

向いている場面

向いていない場面

🔬 リサーチモード

複数情報源からの深い調査、徹底的なレポート

すばやい一問一答

🔍 ウェブ検索

最新の事実、ピンポイントの情報

複雑な分析や統合

🧠 拡張思考

複雑な推論、数学・コード・論理

外部情報が必要な調査

🏢 エンタープライズ検索

組織内部の知識検索

公開情報や一般的な分析

リサーチモードは「どう動く」?

リサーチモードを有効にすると、Claudeは——ただのウェブ検索をはるかに超えた、自律的な複数ステップのプロセスを動かし始めます。Claudeはこれまでに見つけた情報をもとに、次に何を調べるかを自分で決めながら、手がかりを追いかけ、見つかった隙間を埋めていきます——あなたが一つひとつのステップを指示する必要はありません

🛠️ リサーチモードの4ステップ

1️⃣ Claudeが「アプローチを計画する」

リサーチモードを有効にすると、拡張思考が自動的に起動します。

これにより、Claudeは——

  • 📋 あなたの依頼を分解する
  • 🎯 必要な情報を特定する
  • 🗺️ 質問のさまざまな角度をどう調べるか、計画を立てる

2️⃣ Claudeが「複数の検索を積み重ねる」

1回の検索で終わらせず、Claudeはお互いに積み重なる複数の検索を行います。

💡 見つけた情報をもとに、次に何を調べるかを判断——有望な手がかりを追いかけ、見つかった隙間を埋めていきます

3️⃣ Claudeが「発見を一つにまとめる」

ウェブと、接続済みのツール(Gmail、Googleカレンダー、Google Driveなど)から——複数の情報源を集めたあと、Claudeはすべてを統合します。そして、網羅的で、よく整理されたレポートとして組み立てます。

4️⃣ Claudeが「出典を明示する」

リサーチモードのレポートでは、主張の一つひとつが、元の情報源へとリンクされています。

💡 だから、情報の確認も、もっと深く知りたいときの追跡も、すぐにできます

リサーチモードを実際に使ってみる

リサーチモードの有効化と使い方は、こちらです:

1️⃣ チャット画面の「+」ボタンをクリック

画面左下の「+」ボタンをクリックします。

2️⃣ メニューから「リサーチ」を選択

リサーチが有効になると、ハイライト表示されます。

3️⃣ プロンプトを入力して送信

4️⃣ Claudeの作業を見守る

Claudeがバックグラウンドで作業を進めます。検索と分析の進捗状況が、画面上の表示で確認できます。

⚠️ 重要:リサーチモードを使うには、ウェブ検索が有効になっている必要があります。

まだ有効にしていない場合は、同じ「+」メニューから、ウェブ検索もオンにしてください。

効果的なリサーチモード用プロンプトのコツ

リサーチモードは、複雑さによって5〜45分かかります。だからこそ——プロンプトを磨くことに時間をかける価値があります。

ここでは、4つのコツを紹介します。

🎯 コツ1:目的を、具体的に伝える

**「EV市場について教えて」**でも悪くありません。でも——

  • 「電気自動車のバッテリー市場を分析して。主要プレイヤー、技術トレンド、そして投資判断に影響しそうなサプライチェーンの課題を、特定してほしい」

——のほうが、ぐっと欲しい結果に近づきます

📐 コツ2:欲しい構成を、指定する

Claudeは、あなたが指定した構成に沿って発見を整理してくれます。

たとえば——

  • 「チームオフサイト用の会場候補を比較して。次の項目を含めて——立地とアクセス、会議スペースと設備、ケータリング、料金感」

——のように指定すれば、そのとおりの形のレポートが返ってきます。

🎚️ コツ3:関連する条件を、伝える

予算の範囲、スケジュール、地理的な要件、その他の条件を含めることで、Claudeは関連する選択肢に絞ってリサーチしてくれます。

💬 コツ4:「いいプロンプトの書き方」も、Claudeに相談する

リサーチの質問の組み立て方に迷ったら——まずプロンプトを書くこと自体を、Claudeに手伝ってもらうこともできます。

💡 リサーチモードを有効にする前に、こう聞いてみてください:

  • 「〇〇についてリサーチしたいんだけど、いいリサーチプロンプトを書くのを手伝って」

接続済みのツールと組み合わせて使う

Google Workspaceなどのツールが接続されていると、リサーチモードはさらに強力になります。Claudeは——ウェブの調査と並行して、あなたのメール、カレンダー、文書からもコンテキストを集めてくれます。

こんな依頼ができます

  • 「プロジェクトXについて、メールとSlackで話し合われた内容をまとめて。それから、同じような取り組みに関する業界のベストプラクティスをリサーチして」
  • 「来週のカレンダーの予定を確認して、それぞれの面会相手の会社をリサーチして」
  • 「うちの価格戦略に関する社内文書をすべて集めて、競合がどう自社を位置づけているかと比較して」

Claudeに「どこから情報を集めるか」を伝える

接続済みツールを使ったリサーチでは、Claudeにどの情報源を使ってほしいかを伝えることもできます。

たとえば——

  • 「Google Driveから関連するコンテキストを集めて」
  • 「このテーマに関する、最近のメールからの洞察も含めて」

——のように、情報源を指定できます。

💡 ちょっとしたコツウェブ検索をオフにして、接続済みツールだけでのリサーチもできます。社内情報だけを深掘りしたい質問にぴったりです。

たとえば——

  • 「Q3のローンチについて、SlackとDocsでうちのチームが話し合った内容は何?」

レッスンの振り返り

次に進む前に、3つの問いを自分に向けてみてください。書き出さなくてOK、頭の中で考えるだけでも大丈夫です。

📚 問い1:「情報源をまたぐ調査」を思い出す

あなたの仕事で、複数の情報源から情報を集める必要のあるリサーチ業務には、どんなものがありますか?

あの資料、あちこちに散らばっていて大変」——そんな業務こそ、リサーチモードの真骨頂です。

🔗 問い2:「接続済みツール×リサーチ」を想像する

リサーチモードとGoogle Workspaceなどの接続済みツールを組み合わせたら、あなたの仕事の流れはどう変わりそうですか?

「メールも、Driveも、ウェブも、ぜんぶ一緒に調べてくれる」——その威力を想像してみてください。

🗻 問い3:「先送りにしていた重い質問」を思い出す

「調べるのに時間がかかりすぎる」と思って、後回しにしていた複雑な質問はありますか?

リサーチモードは、「あとでやろう」と思っていた大物に、ついに手をつける機会をくれます。

次のレッスンでやること

次のセクションでは——これまでに学んだすべてが、一つにつながります

職種別の活用例を通して、学んだことが現実の仕事にどう活きるかを見ていきます。さらに、ウェブ画面を超えた、Claudeとのつながり方も発見します。

📚 もっと知りたい方へ

リサーチモードについて、動画チュートリアルも含めたさらに詳しい情報はAnthropic ヘルプセンターをご覧ください。

フィードバック

このコースを進めながら、あなたが学んだことを実際の仕事でどう活かしているか気づいたこと・感じたことを、ぜひ聞かせてください。

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