Claude 101:エンタープライズ検索
📑 このページ内の目次
このレッスンで身につくこと
このレッスンを終えると、次のことができるようになります。
- エンタープライズ検索とは何か、そしてどんな質問に答えてくれるかを説明できる
- 管理者とユーザー、それぞれの設定の流れを理解できる
- セキュリティと権限が、どう組織のデータを守っているかを把握できる
⚠️ 対応プランについて:エンタープライズ検索は、TeamプランとEnterpriseプランで利用できます。ワークスペースの管理者による有効化が必要です。Free、Pro、Maxプランをお使いの方は、このレッスンは飛ばしていただいて大丈夫です。
エンタープライズ検索って何?
エンタープライズ検索を有効にすると、サイドバーに「『あなたの組織名』に聞く」という専用ボタンが追加されます。この機能は、会社のツールやデータの中に埋もれている知識を、見つけ出してまとめるために設計されたものです。
組織全体のための「ナレッジベース付きプロジェクト」
エンタープライズ検索は——組織全体のために用意された、ナレッジベース付きの巨大なプロジェクトだと思ってください。会社のナレッジベースが最初から読み込まれているので、あなたはすぐに会社のコンテキストを踏まえた応答を受け取れます。
通常のコネクター利用との違い
通常のチャット(コネクター有効)と違い、エンタープライズ検索は——情報集めに特化して設計されています。
💡 Anthropicチームが、最適化されたカスタム指示を組み込んでいるので、質問するだけで、会社の文脈にぴったり合った答えが返ってきます。
どんなことが聞ける?
エンタープライズ検索は、特にこんな場面で価値を発揮します:
- 🔄 複数の情報源にまたがる質問
- 🧩 組織全体から情報を統合する必要のある質問
代表的な活用例を、職場のシーン別に紹介します。
- 🌅 状況を素早く把握する
- 「昨日、私が不在の間に何があった?」
- 「先週1週間の、社内全体の主な動きをまとめて」
- 「プラットフォームプロジェクトの、今ぶつかっている課題は何?」
- 📋 制度や手続きについて聞く
- 「うちの会社のリモートワーク規定はどうなってる?」
- 「経費精算書って、どうやって出すの?」
- 「休暇申請の手続きを教えて」
- 🔍 リサーチと分析
- 「他社を選んだお客様は、その理由として何を挙げている?」
- 「Q4の製品ロードマップに関する議論をまとめて」
- 「うちのカスタマーオンボーディングのプロセスについて、情報を集めて」
- 🚀 新しいメンバーのオンボーディング
- 「うちの認証システムは、どう動いている?」
- 「課金システムを学ぶには、誰に聞けばいい?」
- 「エンジニアチームは、デプロイにどんなツールを使っている?」
- 📊 業績やプロジェクトの追跡
- 「マーケティングキャンペーンに関する議論や文書を探して」
- 「先週のリーダー会議の重要な決定事項は何?」
- 「インフラの取り組みへの、チームの貢献をまとめて」
エンタープライズ検索が行うこと
質問を投げかけると、Claudeは——接続されたすべてのツールを横断的に検索します:
- 📄 SharePointの文書
- 💬 Slackの会話
- 📧 Gmailのスレッド
- ☁️ Google Driveのファイル
——これらから、情報を一つにまとめた応答を返します。
💡 しかも、必ず情報源を明示してくれるので、もっと詳しく知りたいときは、その元の文書まですぐに辿れます。
エンタープライズ検索を設定する
エンタープライズ検索は、2段階の設定が必要です:
- 1️⃣ 管理者が組織全体の設定を行う
- 2️⃣ 各ユーザーが自分のアカウントでサインインする
管理者(オーナー)向けの設定
エンタープライズ検索プロジェクトは、TeamとEnterpriseの全組織で初期状態から有効になっています。ただし、メンバーが使い始める前に、オーナーが初期設定を完了しておく必要があります。
設定の手順
1️⃣ 左サイドバーの「Ask Your Org」をクリック
2️⃣ 「組織用に設定する」をクリックして続行
💡 機能をオフにしたい場合は、代わりに**「無効化」**をクリックします。
3️⃣ 組織のツールを接続する
文書用のコネクター(Google Drive、SharePointなど)と、チャット用のコネクター(Slack、Microsoft Teamsなど)の選択が必須です。メール用のコネクターは推奨ですが、任意です。
必須 / 任意 | コネクターの種類 | 例 |
✅ 必須 | 📄 文書用 | Google Drive、SharePoint |
✅ 必須 | 💬 チャット用 | Slack、Microsoft Teams |
💡 推奨 | 📧 メール用 | Gmail、Outlookなど |
4️⃣ 「+ さらに追加」で追加ツールを設定
チームに必要な他のツールを追加します。
5️⃣ プロジェクト名をカスタマイズする
ここで入力した名前が、全員のサイドバーに「『〇〇』に聞く」と表示されます。
6️⃣ 説明を追加して、「設定を完了」をクリック
設定が完了すると、組織のすべてのメンバーがプロジェクトを使える状態になります。
ユーザー向けの設定
管理者が設定を完了すると、あなたのサイドバーに**「『組織名』に聞く」プロジェクト**が、スター付きで表示されます。
使い始める手順
1️⃣ サイドバーのプロジェクトをクリック
2️⃣ ガイド付きの流れに沿って、推奨サービスに接続
3️⃣ 検索したい各サービスにサインインする
Slack、Google、Microsoft 365など——使いたいサービスごとに、サインインします。
4️⃣ 組織のナレッジについて、Claudeに質問を始める
💡 コネクターは多いほど、検索結果が充実します——後からでも、プロジェクトの**「指示」セクションで「接続」**をクリックすれば、いつでも追加できます。
こんなにデータがあって、安全なの?
結論から言うと——はい、安全です。
エンタープライズ検索が表示するのは、あなたが元の接続先ツールで、すでにアクセス権を持っている情報だけです。
さらに——
- 🔒 会話はプライベートに保たれます
- 🛡️ 接続されたデータは、別途インデックス化されたり保管されたりすることはありません
レッスンの振り返り
次に進む前に、3つの問いを自分に向けてみてください。書き出さなくてOK、頭の中で考えるだけでも大丈夫です。
💬 問い1:「同僚によく聞いている質問」を見直す
あなたが同僚によく聞いている質問の中で、組織の文書やコミュニケーションを検索すれば答えが見つかりそうなものは、ありますか?「あの人に聞けば分かる」——そんな質問の答えが、実はもうどこかの文書に書かれているかもしれません。
🚀 問い2:「新メンバーのオンボーディング」を想像する
新しいメンバーが、もっと早く戦力になれるように、エンタープライズ検索が役立つ場面はありそうですか?「うちの会社の〇〇って、どうなってる?」——新人さんのその問いに、エンタープライズ検索は24時間応える仲間になります。
🎯 問い3:「自分の役割に必要な接続先」を考える
あなたの仕事にとって、接続したら一番価値が出そうなデータソースは、どれですか?自分の業務に直結する情報源から接続を始めてみると、エンタープライズ検索の真価が見えてきます。
次のレッスンでやること
次のレッスンでは、リサーチモードについて学びます。
リサーチモードは——**Claudeの『深く調べる力』**を引き出す機能です。ちょっとした調べ物を超えた、複数のステップを踏む徹底的な分析を可能にしてくれます。
📚 もっと知りたい方へ
エンタープライズ検索について、さらに詳しい情報はAnthropic ヘルプセンターをご覧ください。
フィードバック
このコースを進めながら、あなたが学んだことを実際の仕事でどう活かしているか、気づいたこと・感じたことを、ぜひ聞かせてください。
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