これは Anthropic Academy の非公式・ボランティア日本語意訳です。最新・正確な情報は 公式英語版をご覧ください。

プロジェクトの計画と委任

所要時間:

📑 このページ内の目次

このレッスンで身につくこと

  • 委任の理解を、このコースの残りを通して取り組む、実践的な複数ステップのプロジェクトに当てはめられるようになる

プロジェクトの計画と委任

(所要時間目安:20分)

ステップ1:プロジェクトを選ぶ

このコースの残りのあいだ取り組める、中くらいの規模の、複数ステップのプロジェクトを1つ選びましょう。次の条件を満たすものがおすすめです。

  • いくつかの種類の作業を含む、それなりの中身があること
  • 1時間ほどの作業でやり切れる、無理のない大きさであること
  • あなたが心から「作りたい・成し遂げたい」と思えるものであること

参考に、いくつか例を挙げます。

コミュニケーション系のプロジェクト

  • よく知っているテーマで、引き込まれるような発表(プレゼン)を作る
  • 複雑なテーマを一般の人に説明する投稿(または連載)を書く
  • 進めたいアイデアの提案書・売り込み資料を作る
  • 自己紹介・経歴(プロフィール)と、それを補う資料を作る

リサーチ系のプロジェクト

  • 注目の技術やトレンドの「いまの状況」を調べてまとめる
  • データセットを分析し、パターンを見つけて提案をまとめる
  • 複数の製品・サービス・やり方を比べて、おすすめをまとめる
  • 歴史上のできごとを調べ、引き込まれる形で発表する

クリエイティブ系のプロジェクト

  • 登場人物と筋書きをしっかり作り込んだ、短編小説のあらすじを作る
  • 主要ページの中身まで含めた、シンプルなウェブサイトの構成を設計する
  • 製品・サービス・体験のコンセプトを考える

学び系のプロジェクト

  • 身につけたいスキルのための、体系立てた学習プランを作る
  • 学んでいるテーマについて、資料集(リソース集)を作る
  • よく理解している手順について、チュートリアルやガイドを作る
  • 身につけたいテーマの、学習用教材一式を作る

ステップ2:プロジェクトのビジョンと目標

Claudeとの会話を始めます。あなたのプロジェクトのアイデアを伝え、最終的な成果物のビジョンがはっきりするまで、Claudeにいくつか質問してもらいましょう。次の点がクリアになるまで、一緒に進めます。

  • あなたのプロジェクトにとって、どうなれば「成功」と言えるか
  • このプロジェクトが、あなたにとって特に価値がある・意味があると感じられるのは、どんな点か

ステップ3:タスクの分解と委任の分析

前のレッスンでやったのと同じように、Claudeと一緒に、あなたのプロジェクトを「委任」のレンズで見ていきます。

  • プロジェクトを仕上げるために必要な、主なタスクを一緒に洗い出します。
  • それぞれのタスクについて、ひとつずつ、こう話し合います。
  • どんなスキル・知識・AIの能力が必要か?
  • 人ならではの強みが活きるのは、どの部分か?
  • AIの能力をうまく使えるのは、どの部分か?
  • 協働がいちばん効果を生みそうなのは、どこか?
  • メモ:ここでも、ただ答えを並べるのではなく、本当の対話をしてください。思い込みを問い直し、はっきりしない点は質問し、話すなかで出てくる思いがけない気づきに、心を開いておきましょう。
  • 主なタスクと委任の判断をまとめた、プロジェクトプランを作ります。
  • プロジェクトプランは保存しておきましょう——コースの後半で、描写・見極め・確認責任のスキルを練習するときに、またこのプロジェクトに戻ってきます。

📌 プロジェクトプランの例(KAKEHASHI が追加)

ステップ1〜3を実際にやると、どんなプランになるのか——イメージしづらいかもしれません。ここでは「よく知っているテーマで発表(プレゼン)を作る」を選んだ場合の、ごく簡単な例を示します。

  • 選んだプロジェクト:地元の魅力を紹介する15分の発表スライド(コミュニケーション系)
  • 成功の姿(ステップ2):聞き手が「行ってみたい」と思い、要点が記憶に残る。自分の言葉で、自信を持って話せる。
  • 主なタスクと委任(ステップ3):
  • 自分でやる:テーマと、いちばん伝えたいメッセージを決める/話す内容の最終確認/本番のトーク
  • AIと一緒に:全体の構成案を相談する/スライド1枚ごとの要点を整理する
  • AIに任せる:誤字脱字のチェック/言い回しの候補を出してもらう

ポイントは、「何を伝えたいか」と「最終責任」は自分が握り、整理や下ごしらえをAIと分け合っていることです。あなたのプロジェクトでも、同じように線を引いてみてください。

リフレクション

先に進む前に、少し立ち止まって考えてみましょう。

  • Claudeとの計画の会話から、どんな気づきが得られましたか?
  • あなたの委任プランで、いちばん難しそうだと感じるのは、どの部分ですか?
  • AIにもっとうまく委任するために、どんな情報やスキルがあれば役立ちそうですか?

次のレッスンでやること

次のレッスンでは、2つめの中核となる力——描写(Description)——を探ります。AIシステムと効果的にやり取りする方法を学び、いま作ったプランを実行に移せるようになります。具体的には、ほしいものを定める/AIの取り組み方を導く/やり取りのあいだずっと、AIにどうふるまってほしいかを伝える——といった技術を扱います。

フィードバック

コースを進めるなかで、学んだ概念をあなたの生活・仕事・授業でどんなふうに使っているか、また何かご感想やご意見があれば、ぜひお聞かせください。フィードバックはこちらから

謝辞とライセンス

Copyright 2025 Rick Dakan, Joseph Feller, and Anthropic. Released under the CC BY-NC-SA 4.0 license. This course is based on The AI Fluency Framework by Dakan and Feller. Supported in part by the Higher Education Authority, Ireland, through the National Forum for the Enhancement of Teaching and Learning.

(補足和訳)著作権 2025 Rick Dakan、Joseph Feller、Anthropic。CC BY-NC-SA 4.0 ライセンスのもとで公開されています。本コースは Dakan と Feller による「The AI Fluency Framework」に基づいています。アイルランド高等教育庁(Higher Education Authority)の、教育・学習向上のための国立フォーラムを通じた支援を一部受けています。

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